歴史あるフレグランスの危機


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このタイトルにみなさんはどう反応するでしょうか?
歴史あるフレグランスが売れなくなってきたからなくなるの?とかメーカーが作るのやめるの?それも確かに危機の要因ですが今回の危機は香料に関する危機のお話です。
まずはじめにこの話をわかりやすく、簡単にをモットーに進めます。そのため詳しい説明は省略させていただきますのでご了承ください。また、表現も簡単にするため専門用語は簡単な言葉に置き換えて説明しますのでよろしくお願いします。

 さて、危機とはどういうことでしょう?まず、香料で危機的なのは簡単なところでは動物性香料の危機です。簡潔に言うと動物保護の問題で、従来動物を傷つけて採っていた香料が入手できなくなった。と言うことです。これについてはかなり前からの常識的事実です。そのために合成香料のムスク系香料の開発が進み今ではムスクの香りはイコール合成香料という状態にほぼなっています。

 次にこのムスク系合成香料についてですが、とても良くできていてほとんどのフレグランスに多量使われています。ムスク系香料は保留性を出す香料で、香りを長く香らせる働きがあります。昔のフレグランスにも常識的に使われています。とても重要な香料群でこれがないとフレグランスは作れないと言うくらい重要な存在だと思います。ほとんどの香りのする製品(化粧品、トイレタリー用品)には使用されています。

この昔から使われていた合成香料が何らかの理由で使用が制限されたり、規制されたりしているものも出てきたと言うことです。最新の研究や分析でいくつかの香料は使用が禁止されたものもあります。今出回っている製品は禁止された香料は使われていないのでご安心を・・・。大昔の(100年とか・・)フレグランスには使われていたかもしれない香料が、今は使えない。と言うことは大昔作っていた香りは今は作れない。と言うことになりますね。

そのほかでは、ある天然香料のある一部の成分が規制され、その成分を取り除いてから使うと言うようなことをしています。あまり良くない成分だから規制されるのですが、大昔は天然の香料として処理せず使っていたので、昔と今では取り除いた成分分だけでも違うことになります。天然香料の取り方もだいぶ初期のころとは発展してきて変わってきていたり、どんどんと効率よく香料を集める技術が進んだり、フレグランスも時代とともに変わります。

しかも、昔の香水をきちんと保存しているから・・、と言ってもワインと一緒でだんだん香りが変わってきてしまいます。その当時の香りを当時のままで保存はできません。こう考えると香りは作り方は記録できても香りそのものは記録できないし、その場限りのものだったり、今はデジタル社会で、なんてアナログな世界なんだろうとつくづく思います。レコードさえアナログは記録できるのに香りは記録できません。感じ方も人それぞれだし香りは芸術の世界なんだなぁとしみじみ思ってしまいます。

歴史ある香りの危機なんて題を付けましたが今の香りも意外と危機で2,3年でなくなるものもあるくらいなので、今の方が昔の香りより危機だったり・・・。気に入った香りが発売中止なんて使っている方にとっては危機ですよね。なんだか話がずれてしまいましたが、危機というお話でした。